商品説明

2023年6月に閉館になる東京の中野サンプラザ様よりご依頼いただき、記念品を製造いたしました。来館者さまへのガチャガチャの景品としてご利用いただいております。3Dプリンターによる模型を使っての企画提案をおこないました。

ご担当者K様へのインタビューをご紹介します。

Q.今回、オリジナルグッズを作成した経緯について教えてください。

K様：2023年6月で開業50周年を迎えるとともに閉館のスケジュールも決まり、「独特な建物のフォルムを記憶のみならず、その形を残したい」と思ったのが始まりでした。

Q.弊社を選ばれたきっかけや理由について教えてください。

K様：ミニチュアや模型の制作会社さんなどにも相談しましたが、思った形で進められずにどうしようかと悩んでいたところ、あるTV番組で特集していた「消しゴム」を思い出しました。

そこで、ダメ元でHPのお問い合わせからメールを送ったのですが、すぐにお返事をいただけました。写真を送付し見積だけをお願いしていたはずなのに、次に送られてきたのはなんと「図面」 でした。

それを見て、「ここなら、制作してくれる！」と強く確信したのをよく覚えています。しかし、ここまでたどり着いたところで、新型コロナウィルスの影響を受け通常営業できていないこともあり、会社の判断でスケジュールは一度白紙になります。正直、落ち込みました。そんな私のもとに届いたのは、3Dプリンターで作られた「ミニサンプラザ（試作品）」。これを持って社内を行脚し、「開業50周年記念ガチャ」実施のGOサインをもらうことができました。このサンプルがあったからこそ、「中野サンプラザ消しゴム」が誕生したんです。

Q.制作過程や試作、仕上がりはいかがでしたか？

K様：控えめに言っても、最高です。細部までしっかり表現されています。窓の形やエントランスの斜面、裏側の模様まで。ここまで再現性が高いのは、やはり熟練の技術があってからこそだと思います。

Q.反響をお聞かせください。

K様：思った以上の反響でした。ガチャガチャの形式でお客様に提供しました。1年間かけて販売する予定の在庫が約2ヶ月半で瞬く間に完売し、気づけば4回も増産をお願いしました。1年間で約15,000個が中野サンプラザからお客様の元へ旅立ったことになります。中野区民の皆様はもちろん、遠方から「おもしろ消しゴム」目当てにいらっしゃるご年配のお客様が多かったです。それが一番の驚きでした。また、知らぬ間にコンサートに出演するアーティストの方のSNSや、ライブのMC中の景品にも使用され、想定外のところでも活躍していました。

（インタビュー実施：2023.6）